チル(弦)の巻き方


お盆休みですね。

今年は旧盆も15・16・17日で重なっています。どこのお店も忙しそうです。


さて今日はチル(弦)の巻き方について書きます。

・・・というのも、巻き方に少々難ありなものをよく見かけるからです。^^;


カラクイがすぐ回ってしまうという声、よくいただきます。

その中の原因の一つが、弦の巻き方のミスです。

正しい巻き方はこれ。

上から順に、女弦(ミーヂル)、中弦(ナカヂル)、男弦(ウーヂル)。

それぞれがカラクイの根元に向かって、つまり「手で掴む部分」に向かって巻かれています。

よく間違って巻かれているのは、下の男弦(ウーヂル)です。見えにくいのですが、外側(右方向)に向かって巻いていった後、最後に弦を左方向にもっていかなければなりません。男弦は、他の弦の下になりますから、3本のうちで最初に巻きましょう。(男弦だけ巻き直す時でも、他の2本も緩めます。)


弦が逆向きに巻いてあると、外側に向かって力がはたらき、カラクイが押し出されてしまいます。これが緩む原因の一つです。

ご自分の三線、チェックしてみてくださいね。


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